中核市移行見送りと児童相談所問題

岸和田市が特例市から中核市への移行について表明した時には、児童相談所の設置については想定も議論もされていませんでした。実際、全国的に見ても中核市で設置していたのは2市のみでした。現段階でも、中核市のほとんどが設置の検討すらしていない、できていない状況です。
全国的にも大阪府は虐待相談件数が多いことや、虐待事件として「岸和田事件」の記憶も関係者のなかではまだ根強いという背景などを考えると、岸和田市が中核市に移行した場合には、児童相談所の設置は、重大な課題になると私は考えていました。
 児童相談所を設置し運営していくためには、膨大な費用が必要となりますし、24時間稼働させるためのスタッフ人員の確保は、その専門性ゆえに非常に困難です。
具体的にいえば、児童相談所として複数の相談室等を備えた施設の整備などのコストや、児童福祉司・児童心理司・保健師等の専門職員を配置し24時間体制で対応するための人件費も含めたランニングコストなど、自治体としては負担が非常に大きいのです。
しかし、国は、今年4月施行の改正法で、中核市に関し5年を目途に児童相談所が設置できるよう必要な措置を講ずるとしただけで、具体的な支援については示されておりません。
 また、全国的に不足している専門職員の確保や、虐待以外にも児童相談所が所管している多岐にわたる業務を遂行していくためには、知識と経験のある人材を育成していくことが必要不可欠であり、国としてその人材確保にどのような手立てを実施するかは明確ではありません。
以上を考えると、児童相談所を設置することは、岸和田市では非常に困難なことです。
このようなデメリットを検証しながら、岸和田の将来を見据えて、現状では中核市という選択をせずに、市内に子ども家庭センターがあるという立地を生かし、今後も指導や助言をいただきながら連携を図り、役割分担して対応していくことで、子どもたちの成長を見守っていく支援の体制をさらに強固なものとしていくことができると考えています。
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こんにちは、しぎ芳則です。子ども、大人、高齢者の三世代がともに明るく暮らせる街が目標です。私は、岸和田に産まれ育ち、岸和田の誇りを持ち、岸和田が大好きです。 輝く街、岸和田を取り戻します。

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